NHKのプロポリスをめぐる報道に関してのお知らせ

去る6月9日(火)の朝、NHKの「おはよう日本」の番組で健康食品と薬の飲み合わせの問題が放送されました。その放送の中に「プロポリスを摂取することで血栓ができる、と話していたが本当か?」という問い合わせが、多くの会員の視聴者から殺到いたしました。

特に健康食品管理士の方で病院等の窓口におられる方はかなりその対応に戸惑われたようです。協会としても当初は個別に対応をいたしておりましたが、今週に入ってもまだ問い合わせが続いておりますので会員の方にはメールマガジンにて概要をお知らせいたしますとともに、NHKに番組内容とその根拠について問い合わせました。

その結果、NHKの報道では「プロポリスの摂取により血栓が生ずる」と言った内容の報道はしていないことが明らかになりました。番組は終始一貫して「健康食品と薬の飲み合わせ」の問題に限定されており、単独の健康食品による健康被害問題には触れておりません。

問題のプロポリスに関しましても番組ではワルファリンと一緒に摂取するとワルファリンの作用低下を招く可能性があると報道されております。 この根拠となる著書としては、 菅谷量俊他 ワルファリン投与患者のプロポリス服用により凝固異常を認めた1例 日本未病システム学会雑誌 7巻、1号、111 − 113 (2001) です。この論文をオリジナル論文として紹介した著書は、 武田紀子、長田悟 ワルファリンとプロポリス 健康食品被害症例集 (小澤明 編集 同文書院)であることが判明いたしました。

従いまして症例としては一例ですが、ワルファリン服用患者がプロポリスの摂取により血液の凝固能が上昇し、中止によりワルファリンの作用が復活したという報告です。  この論文の意味するところはワルファリンの作用をプロポリスが弱める可能性があるという内容です。したがって、NHKはプロポリス単独で血栓を生成するとは報道していないことが明らかになりました。プロポリスに限らず、納豆、クロレラ、青汁などはすべてワルファリンの作用を弱めます。こうした一連の健康食品と同じような意味でのワルファリンに対する注意喚起はこの報告がある以上管理士としてはご注意頂きたたくお願いいたします。  しかし、ワルファリンなどの投与を受けていない方が健康目的でプロポリスの摂取を控えられる必要性がないことは納豆、クロレラ、青汁などと同じようにお考えいただいて結構であると考えられます。
以上

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